目次
妊娠に気づいた時の初期症状は?
☑️おりものの変化
量が増えたり、色が変わったりすることがあります。水っぽいおりものや、少し茶色っぽい出血(着床出血)が見られる場合もあります。
☑️軽い出血
生理予定日前後に、少量の出血(着床出血)が起こることがあります。
☑️腹痛や下腹部痛
生理痛のような痛みや、お腹の張りを感じる場合があります。
☑️つわり
吐き気や嘔吐、食欲不振などが起こります。人によっては、特定の匂いが気になることもあります。
☑️眠気や倦怠感
いつもより眠気が強く、だるさを感じることがあります。
☑️胸の張り
生理前の胸の張りよりも強く、痛みが伴うこともあります。
☑️頻尿
子宮が大きくなるにつれて、膀胱が圧迫され、トイレが近くなることがあります。
☑️便秘または下痢
ホルモンバランスの変化によって、便秘や下痢になることがあります。
☑️体温の上昇
基礎体温が通常よりも高い状態が続きます。
☑️頭痛やめまい
ホルモンバランスの変化や、血圧の変化によって、頭痛やめまいが起こることがあります。
☑️嗅覚の変化
特定の匂いに敏感になったり、嫌な匂いが気になるようになったりすることがあります。
☑️味覚の変化
味覚が変わり、普段美味しく感じていたものが食べられなくなったり、逆に今まで嫌いだったものが美味しく感じたりすることがあります。
気分の変動: イライラしやすくなったり、不安感が強くなったりすることがあります。
■妊娠初期の症状の特徴は何?
☑️つわり ☑️胸の張り ☑️眠気 ☑️頻尿など
☑️つわり ☑️吐き気 ☑️嘔吐 ☑️食欲不振など
☑️胸の張り: 生理前の張りよりも強く、痛みを伴うことも
☑️眠気や倦怠感: いつもより眠気が強く、だるさを感じる
☑️頻尿: 子宮が大きくなるにつれて、膀胱が圧迫され、トイレが近くなる
☑️おりものの変化: 量が増えたり、色が変わったりする
☑️軽い出血: 着床出血と呼ばれる、少量の出血が起こることがある
☑️その他: 腹痛、下腹部痛、腰痛、頭痛、めまい、嗅覚の変化、味覚の変化など
妊娠初期に気を付けることは?
・産婦人科への受診
妊娠検査薬で陽性になった場合は、早めに産婦人科を受診しましょう。
・栄養バランスのよい食事: 胎児の成長に必要な栄養をバランスよく摂りましょう。
・妊婦用サプリメント
・十分な休息: 睡眠をしっかりと取り、体を休ませましょう。
・運動: 運動の種類、開始時期によりおすすめできないことがあります。医師に確認して行うとよいです。
・ストレスを溜めない: ストレスは、妊娠に悪影響を及ぼす可能性があります。
妊娠初期の出血は危険?
妊娠初期の出血は、多くの妊婦さんが経験するもので、必ずしも危険なものではありません。しかし、出血の原因や量、伴う症状によっては、流産や異所性妊娠などの可能性も考えられます。
妊娠初期の出血の原因
・子宮頸管ポリープからの出血: 子宮頸管にできる小さな腫瘍からの出血。
・切迫流産:児が生存していても出血している場合、およそ3割の方に認めます。
・流産:児の心拍を認めず、出血が増量していく。
・異所性妊娠:受精卵が子宮以外の場所で着床した場合。
出血時の対処法
・出血量や色、痛みなどを記録する
出血量が多く腹痛を伴う場合、不安が強い時はすぐに医院に相談しましょう。
・安静にする
横になって安静にしましょう。
茶色少量の場合は、自己判断せず必ず医院に相談する: 出血の原因は様々なので、自己判断せず必ず医院に相談しましょう。
妊娠時の出血について、医師に相談する目安
☑️出血量が多い
☑️出血の色が鮮紅色や暗紅色
☑️強い腹痛を伴う
☑️発熱がある
☑️めまいやふらつきがある
妊娠初期のつわりがひどい時は?
妊娠初期のつわりは、多くの妊婦さんが経験する辛い症状の一つですね。吐き気や嘔吐、食欲不振など、日常生活に支障をきたしてしまうこともあるかもしれません。つわりを完全に無くすことは難しいですが、いくつかの対処法を試すことで、少しでも楽になるかもしれません。
つわりを少しでも楽にするための対処法
・食事の工夫
少量をこまめに食べる
冷たいものを摂る
消化の良い炭水化物を中心に食事を摂る
香りの少ないものを選ぶ
葉酸を意識して摂取する(妊婦用サプリメント)
・生活習慣の工夫
十分な休息
起床後すぐに何かを食べる(クラッカーやビスケットなど)
水分補給
吐き気を感じたら横になる
アロマテラピー:ラベンダーなどのアロマオイル(リラックス効果が得られます)
妊娠初期の検査でわかること
血液検査:
・血液型、Rh因子
輸血が必要になった場合や、母子間の血液型不適合による問題を防ぐために調べます。
・感染症
HIV、B型肝炎、C型肝炎、風疹、梅毒など、お母さんから赤ちゃんへ感染する可能性のある感染症の有無を調べます。
・貧血
鉄分不足などによる貧血を調べ、必要であれば鉄剤の服用などを指導します。
・甲状腺機能
甲状腺ホルモンのバランスを調べ、妊娠中の甲状腺機能低下症や亢進症を早期に発見し、治療を行います。
・血糖値
妊娠糖尿病の早期発見のために、血糖値を調べます。
その他の検査: 尿検査、子宮頸部細胞診など、様々な検査を行い、お母さんの健康状態を総合的に評価します。
超音波検査
・胎嚢の確認
子宮内に胎嚢(胎児が育つ袋)ができていることを確認し、妊娠が成立していることを確認します。
・心拍の確認
胎児の心拍が確認できれば、胎児が生きていることを確認できます。
・胎児の大きさ
胎児の大きさを測定し、妊娠週数と合致しているかを確認します。
・胎児の数の確認
単胎か双胎などを確認します。
・子宮や卵巣の異常の有無
子宮筋腫や卵巣嚢腫などの有無を調べます。
・妊娠の確定
・胎児の健康状態
・母体の健康状態
妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病などのリスクを早期に発見し、治療を開始できます。
・感染症の有無
お母さんから赤ちゃんへ感染する可能性のある感染症の有無を調べ、予防策を講じることができます。
妊娠初期の食事で気を付けること
バランスのよい食事を心がける
炭水化物、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルをバランスよく摂ることが大切です。
特に葉酸、鉄分、カルシウムは積極的に摂りましょう。
葉酸は、赤ちゃんの神経管閉鎖に重要な栄養素です。緑葉野菜、豆類などに多く含まれています。
鉄分は、赤ちゃんの血液を作るために必要です。レバー、肉、海藻類などに多く含まれています。
カルシウムは、骨の発育に必要です。牛乳、ヨーグルト、小魚、妊婦用サプリメントなどに多く含まれています。
妊娠初期の食事で避けるべき食品
・生もの
生肉、生ハム、生サラミ、生卵など、食中毒のリスクが高い食品は避けましょう。トキソプラズマやリステリア菌などの食中毒は、赤ちゃんに悪影響を及ぼす可能性があります。
・加熱不十分な食品
肉は中心部までしっかり加熱して食べましょう。
・カフェイン
コーヒー、紅茶、緑茶などに含まれるカフェインは、摂りすぎると胎児への影響が懸念されます。(例、コーヒーマグカップ2杯、煎茶1ℓ等)
・アルコール
アルコールは胎児の成長に悪影響を及ぼすため、完全に避けるべきです。
・ビタミンAの過剰摂取
レバーやうなぎなどに含まれるビタミンAは、過剰摂取すると胎児の奇形につながる可能性があります。
水銀を多く含む魚: マグロ、メカジキなど、水銀を多く含む魚は、過剰摂取に注意しましょう。魚は良質なたんぱく源であるため、通常の量であれば心配ありません。
・その他
こまめな食事: 吐き気がある場合は、少量をこまめに食べるようにしましょう。
水分補給: 脱水症状を防ぐために、こまめに水分を補給しましょう。
食事の温度: 熱すぎるものや冷たいものは避け、ぬるめのものを食べましょう。
食物繊維を摂る: 便秘予防のために、食物繊維を意識して摂りましょう。
アレルギーのある食品: 妊娠前と同様に、アレルギーのある食品は避けましょう。
妊娠初期におすすめの運動は?
・ウォーキング
体に負担が少なく、全身運動になります。
新鮮な空気を吸いながら、リラックス効果も期待できます。
歩くペースや距離は、体調に合わせて調整しましょう。
・水泳
体を浮かせられるので、関節への負担が少ないです。
全身運動になり、心肺機能の向上も期待できます。
水温が低い場合は、体調を崩す可能性があるので注意しましょう。
・ヨガ
呼吸法やストレッチを取り入れ、リラックス効果が高く、体幹を鍛えることができます。
妊娠中のヨガクラスに参加すると、より安全に運動できます。
・マタニティビクス
妊娠中の身体に合わせた運動で、体力向上や体幹の安定に役立ちます。
他の妊婦さんと一緒に運動することで、情報交換や交流の場にもなります。
・軽いストレッチ
ヨガのポーズの一部を取り入れたり、簡単なストレッチを行うのもおすすめです。
筋肉の柔軟性を高め、リラックス効果が期待できます。
運動する際の注意点
医師に相談する: 妊娠中の運動は、必ず医師に相談し、許可を得てから始めましょう。
無理のない範囲で行う: 体調に合わせて、無理のない範囲で行いましょう。
激しい運動は避ける: 跳んだり、走ったりするような激しい運動は避けましょう。
こまめに休憩を取る: 息切れや動悸がしたら、すぐに休憩しましょう。
涼しい場所で運動する: 熱中症を防ぐため、涼しい場所で運動しましょう。
お腹に負担をかけない姿勢を保つ: 猫背にならないように、お腹を意識して姿勢を正しましょう。
妊娠初期に運動するメリットは?
体力向上: 出産に備えて体力をつけることができます。
リラックス効果: ストレス解消や睡眠の質の向上に繋がります。
便秘予防: 腸の働きを活発にし、便秘予防に繋がります。
むくみ予防: 血液循環を良くし、むくみ予防に繋がります。
精神的な安定: 気分転換になり、精神的な安定につながります。
妊娠初期の性行為はして大丈夫?
妊娠初期の性行為は、一概に「して良い」とは言えません。
妊娠初期の性行為に関する注意点
・流産のリスク
妊娠初期は胎児が子宮に着床し、成長するデリケートな時期です。性行為によって子宮が刺激され、出血や腹痛が起こり、流産につながる可能性がわずかにあります。
・感染症のリスク
性行為によって感染症にかかる可能性があり、それが原因で流産や早産につながる可能性があります。
・体調
つわりなどで体調が優れない場合は、性行為を控える方が良いでしょう。
妊娠初期に性行為をする上での注意点
・医師に相談する
妊娠初期の性行為について、不安な場合は、必ず医師に相談しましょう。医師は、あなたの体調や妊娠経過を考慮し、適切なアドバイスをしてくれます。
・出血や腹痛がある場合は避ける
出血や腹痛がある場合は、子宮が刺激されることで悪化する可能性があるため、性行為を避けるべきです。
・無理のない体勢で
お腹に負担をかけない体勢を選び、ゆっくりと行いましょう。
・清潔を保つ
性行為の前後は、しっかりと清潔を保ちましょう。
・コンドームの使用
性感染症を防ぐために、コンドームを使用することをおすすめします。