妊娠後期(妊娠28週-40週)に関するよくある質問|鷺沼産婦人科|川崎市の産婦人科・分娩|土曜診療

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妊娠後期(妊娠28週-40週)に関するよくある質問

妊娠後期(妊娠28週-40週)に関するよくある質問|鷺沼産婦人科|川崎市の産婦人科・分娩|土曜診療

産前教室

妊娠後期は、赤ちゃんの成長とともにお腹が大きくなり、出産に向けた体の変化が進む時期です。

このページでは、妊娠28週から出産までによくある疑問を、気になるカテゴリーから確認できます。胎動の変化、出血、破水感など、早めの連絡が必要な症状もあります。迷ったときは自己判断せず、かかりつけの産婦人科へご相談ください。

次の症状は、次回の健診を待たずにご連絡ください

  • 胎動がいつもより明らかに少ない、弱い、または感じなくなった
  • 性器出血がある
  • 水っぽい液体が流れる、破水かもしれないと感じる
  • 妊娠37週未満で、規則的・頻回な張りや痛みがある
  • 強い頭痛、見え方の異常、みぞおち付近の強い痛み、急な息苦しさなどがある

診療時間外でも、当院へ通院中の方は院内で案内された時間外の連絡方法に従ってください。

大量の出血、持続する激しい腹痛、意識が遠のく感じ、けいれん、強い呼吸困難などがある場合は、救急要請を含めた緊急受診をご検討ください。

妊娠後期の体調・食事・運動について

妊娠後期とは、いつからですか?

一般に妊娠28週0日以降を妊娠後期と呼びます。妊娠37週0日から41週6日までは正期産の時期です。妊娠後期には赤ちゃんの体重が増え、臓器の成熟が進みます。お母さんは、お腹が大きくなることによる息切れ、腰痛、頻尿、むくみ、胃もたれ、眠りにくさなどを感じやすくなります。

息苦しさ、腰痛、むくみはよくあることですか?

大きくなった子宮による圧迫や血流の変化などで、軽い息切れ、腰痛、足のむくみが起こることがあります。休息、姿勢の工夫、長時間同じ姿勢を避けることなどで軽くなる場合があります。

突然または安静時にも強い息苦しさがある、胸痛を伴う、片脚だけが腫れて痛む場合は、早急な評価が必要です。また、急なむくみに強い頭痛や見え方の異常などを伴う場合も、妊娠高血圧症候群などの確認が必要になるためご連絡ください。

妊娠後期の食事で気をつけることは?

主食・主菜・副菜を組み合わせ、たんぱく質、鉄、カルシウムなどをバランスよく取ることが基本です。胃が圧迫されて一度に食べにくい場合は、食事を小分けにし、食後すぐ横になることを避けると楽になることがあります。

  • 妊娠中は飲酒を避ける
  • カフェインの取り過ぎに注意する
  • 肉や加熱が必要な食品は中心まで十分に加熱する
  • 一部の大型魚は、水銀に関する摂取頻度の目安を確認する
  • 体重や血糖について指示がある場合は、その指導を優先する

自己判断で極端な食事制限を行わず、体重増加や血糖値が気になる場合は医師・管理栄養士へご相談ください。

妊娠後期に運動をしてもよいですか?

妊娠経過に問題がなく、担当医から制限を受けていない方は、無理なく会話できる程度のウォーキングやストレッチなどを続けられる場合があります。転倒や接触の危険が高い運動、暑い環境での運動、息を止めて力むような運動は避けましょう。

出血、破水感、お腹の張りや痛み、めまい、胸痛、強い息苦しさ、ふくらはぎの痛み・腫れ、胎動の減少などがあれば運動を中止し、医療機関へご相談ください。

妊娠高血圧症候群を疑う症状はありますか?

妊娠高血圧症候群は、妊婦健診での血圧測定や尿検査などを通じて早期発見を目指します。次のような症状がある場合は、早めにかかりつけの産婦人科へご連絡ください。

  • 強い頭痛が続く
  • 目がチカチカする、かすむなど、見え方に異常がある
  • みぞおちや右上腹部に強い痛みがある
  • 急にむくみが強くなった、急激な体重増加がある
  • 吐き気、強い倦怠感など、いつもと違う不調がある

症状がなくても血圧が高いことがあるため、定期的な妊婦健診が大切です。

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妊娠後期の胎動について

妊娠後期は、赤ちゃんが大きくなると胎動が減りますか?

出産が近づいても、胎動がなくなることは正常ではありません。赤ちゃんが大きくなると、強く蹴る動きから、押す・伸びる・回るような動きへ変わることはありますが、普段より明らかに少ない・弱い変化を「子宮が狭くなったから」と自己判断しないでください。

胎動が少ない・弱いと感じたら、どうすればよいですか?

普段より明らかに少ない、弱い、感じない、いつものパターンと違うと感じた場合は、次の日や次回健診まで待たず、かかりつけの産婦人科へご連絡ください。

甘いものを食べる、お腹を刺激する、長時間自宅で様子を見るといった方法で受診を遅らせないでください。医療機関では、妊娠週数や状況に応じてNST(胎児心拍数モニタリング)や超音波検査などで赤ちゃんの状態を確認します。

胎動は、毎日決まった回数を数える必要がありますか?

正常な胎動回数を、すべての妊婦さんに共通する一つの数字で決めることはできません。大切なのは、日頃の赤ちゃんの動き方や活動する時間帯を知り、変化に気づくことです。

胎動カウントを行う場合は、医療機関から案内された方法と連絡基準に従ってください。数を数え終わるまで相談を待つ必要はありません。

家庭用ドップラーで心音が聞こえれば安心ですか?

家庭用ドップラーで音が聞こえても、赤ちゃんが健康な状態かどうかを判断することはできません。お母さん自身の脈拍を赤ちゃんの心拍と間違えることもあります。胎動の減少を感じた場合は、家庭用機器だけで確認せず医療機関へご連絡ください。

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お腹の張り・切迫早産について

妊娠後期のお腹の張りは、よくあることですか?

妊娠後期には、一時的で不規則なお腹の張りを感じることがあります。休息や姿勢の変更で治まることもあります。

一方、張りが規則的になって間隔が短くなる、徐々に強くなる、休んでも治まらない、出血・破水感・腰痛などを伴う場合は、陣痛や切迫早産の可能性があります。

妊娠後期の切迫早産とは、どのような状態ですか?

日本では、妊娠22週0日から36週6日までに出産となることを早産といいます。切迫早産は、規則的な子宮収縮に加えて子宮頸管の変化などがみられ、早産となる可能性が高まっている状態です。

妊娠37週0日以降は「早産」ではありませんが、出血、破水感、胎動減少、強い痛みなどがある場合は、週数にかかわらず連絡が必要です。

切迫早産を疑う症状は?
  • 規則的・頻回なお腹の張りや下腹部痛
  • 休んでも治まらない張りや痛み
  • 腰痛、下へ押されるような感覚
  • 性器出血、血の混じったおりもの
  • 水っぽい液体が流れる、破水感がある

妊娠37週未満でこれらの症状がある場合は、次回の健診を待たずにかかりつけの産婦人科へご連絡ください。

切迫早産の診察や治療は、どのように行いますか?

症状、妊娠週数、子宮収縮、子宮頸管の状態、赤ちゃんの状態、感染の有無などを確認します。必要に応じて内診、超音波検査、NST、血液・尿検査などを行います。

対応は、経過観察、仕事や活動量の調整、薬物療法、入院管理など、個々の状態により異なります。すべての方に一律の長期安静が必要とは限りません。自己判断で寝たきりにしたり薬を中止したりせず、担当医の指示に従ってください。

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妊娠後期の出血・破水について

妊娠後期に出血したら、どうすればよいですか?

妊娠後期の性器出血は、量が少なくても自己判断で様子を見ず、かかりつけの産婦人科へご連絡ください。おしるしの場合もありますが、前置胎盤、常位胎盤早期剥離、切迫早産など、早めの評価が必要な原因もあります。

出血が始まった時刻、色と量、痛みや張りの有無、胎動の状態を伝えられるようにしましょう。

どのような出血は、特に緊急性が高いですか?

大量の出血、持続する強い腹痛、お腹が板のように硬い、めまい・冷や汗・意識が遠のく感じ、胎動の減少などを伴う場合は、緊急の対応が必要になることがあります。医院へ直ちに連絡し、状況によっては救急要請をご検討ください。

ご自身で運転せず、家族や救急隊など安全な移動手段を確保してください。

破水は、どのように分かりますか?

破水は「バシャッ」と大量に流れる場合だけでなく、水のような液体が少しずつ続く場合もあります。尿やおりものとの区別が難しいこともあります。

破水かもしれないと思ったら、陣痛がなくてもすぐにかかりつけの産婦人科へ連絡してください。清潔なナプキンを当て、流れ始めた時刻、量、色、においを確認し、医療機関の指示に従ってください。腟内に指や物を入れないでください。

羊水の色が緑・茶色、または血が混じっている場合は?

緑色や茶色の羊水、悪臭がある液体、明らかな出血が混じる場合は、赤ちゃんやお母さんの状態を早めに確認する必要があります。色やにおいを電話で伝え、すぐに医療機関の指示を受けてください。

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陣痛・出産のサインについて

陣痛と前駆陣痛は、どのように見分けますか?

一般に、本格的な陣痛は規則的に繰り返し、徐々に間隔が短く、持続時間が長く、痛みが強くなる傾向があります。前駆陣痛は不規則で、休息や姿勢の変更で軽くなることがあります。

ただし、痛む場所や痛みの強さだけで確実に区別することはできません。陣痛か迷う場合は、張りや痛みの開始時刻・間隔・持続時間を確認し、医療機関へご相談ください。

陣痛は何分間隔になったら連絡しますか?

連絡する間隔は、初産・経産、医療機関までの距離、既往歴、計画分娩や帝王切開の予定、多胎妊娠などによって異なります。健診時に案内された基準を優先してください。

基準が分からない場合や、規則的な張り・痛みが強くなっている場合は、医院へ電話で確認しましょう。妊娠37週未満で陣痛のような張りがある場合は、間隔を長く観察せず連絡してください。

「おしるし」があったら、すぐに出産になりますか?

おしるしは、少量の血が混じった粘液状のおりものです。子宮口が変化しているサインの一つですが、出産までの時間には個人差があり、すぐ陣痛が始まるとは限りません。

鮮血が続く、量が多い、腹痛や胎動減少を伴う場合は、おしるしと自己判断せず医療機関へご連絡ください。

間隔に関係なく、すぐ連絡する必要がある症状は?
  • 破水した、または破水かもしれない
  • 性器出血がある
  • 胎動が明らかに少ない・弱い・感じない
  • 持続する強い腹痛、お腹が板のように硬い
  • 妊娠37週未満で陣痛のような張りや痛みがある
  • 強いいきみ感があり、赤ちゃんが生まれそうに感じる
  • 強い頭痛、見え方の異常、呼吸困難、けいれんなどがある

強いいきみ感があり出産が迫っている、大量出血、意識障害などがある場合は、救急要請をご検討ください。

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妊婦健診・出産準備について

妊娠後期の妊婦健診は、どのくらいの頻度ですか?

標準的には、妊娠24週から35週までは2週間に1回、妊娠36週以降は1週間に1回の受診が推奨されています。妊婦さんや赤ちゃんの状態によって頻度は変わるため、担当医から指示された日程で受診してください。

妊娠後期の健診では、何を確認しますか?

体重、血圧、尿検査、むくみなどのお母さんの状態と、赤ちゃんの発育、胎位、胎盤の位置、羊水量、心拍などを確認します。妊娠週数や状態に応じて、血液検査、超音波検査、NSTなどを行います。

実施する検査と時期は、医療機関の方針と妊娠経過によって異なります。

NST(ノンストレステスト)は、何を調べる検査ですか?

NSTは、お腹にセンサーを付け、赤ちゃんの心拍数の変化と子宮収縮を一定時間記録する検査です。赤ちゃんの状態を確認する方法の一つで、妊娠週数や症状、妊娠経過に応じて行います。

胎動減少などの症状がある場合は、予定されたNSTの日まで待たずに医療機関へご連絡ください。

GBS検査とは、どのような検査ですか?

GBS(B群溶血性レンサ球菌)は、腟や直腸周辺に保菌していることがある細菌です。妊婦さんに症状がないことも多い一方、分娩時に赤ちゃんへ感染する可能性があるため、妊娠後期に検査を行います。

陽性でも病気という意味ではありません。分娩時に抗菌薬を使用するなど、赤ちゃんへの感染を予防する対応を検討します。

出産前に準備しておくことは?
  • 陣痛・破水・出血・胎動減少時の連絡先と連絡基準を確認する
  • 診察券、母子健康手帳、保険証類、入院時の持ち物をまとめる
  • 昼夜それぞれの移動手段と付き添いについて決める
  • 家族と緊急時の連絡方法を共有する
  • 上のお子さんやペットがいる場合の預け先を確認する
  • 希望する分娩方法や不安な点を健診時に相談する
出産予定日を過ぎても陣痛が来ない場合は?

出産予定日は妊娠40週0日の目安であり、予定日に必ず陣痛が始まるわけではありません。妊娠37週0日から41週6日までは正期産の範囲です。

予定日を過ぎたあとは、赤ちゃんの状態、羊水量、子宮口の状態などを確認しながら、健診の頻度や分娩誘発の時期を個別に検討します。指定された健診を受け、胎動減少・出血・破水感などがあれば予定日や予約日に関係なくご連絡ください。

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胎動の変化・出血・破水感などがあれば、早めにご相談ください

受診の必要性やタイミングは、妊娠週数と症状によって異なります。電話では、妊娠週数、症状が始まった時刻、出血や液体の状態、胎動、張りの間隔などをお伝えください。

通常の電話受付時間:9:00~16:30(日曜・祝日を除く)

緊急症状がある場合は通常受付時間まで待たず、通院中の方は院内で案内された時間外の連絡方法に従ってください。状況により救急要請をご検討ください。

記事の監修

監修:鷺沼産婦人科 院長 漆畑 博信 医師
投稿日:2026年9月21日

本記事は一般的な医療情報の提供を目的としています。個別の診断や治療に代わるものではありません。症状がある場合や受診判断に迷う場合は、医療機関へご相談ください。